完結·2024年10月23日 19:09
50,032文字
あらすじ詳細
二次大戦下で独立を確立できなかった南戎踊島。それから百数年が過ぎていた。
人や物、特に戦艦装備は、光球という魂や、部品召喚用の機器となって、夜空を飾り、人の道具として扱われていた。
その中で、衛星の黒燈とココルは、狂った武装衛星ハット・アイスに攻撃を受け、墜落も目前となっていた。
彼女らは、自らの運命を悟り、人間と変わらないまでに進化したサイロイドに乗り移り、各地の地上に降り立って、最後の旅を楽しんでいた。
一方のハット・アイスは、ウィザード・ハットという異名を取る殺人鬼、氷珂として降りていて、犯行を重ねていた。
探偵事務所という何でも屋をやっているジュードローカは、街を実質支配しているマフィア組織でトップのウルター・リード会長マトリアスから、芽羽凪という娘を預かることになった。
なにしろ、この島には昔から年に一回、少年少女の二人を人身御供として行う、祭りがおこなわれていたのだ。
マトリアスから、芽羽凪の救出を依頼され、当日準備していると、リーンカーミラという謎の少女の襲撃に会う。
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新着更新:第15話2024年10月23日 19:09