【世界】
・竜の巫女
強大すぎる存在である古竜との意思疎通を行うことを目的とした役職。古竜に対して誠意を示し続け認められた者を称賛して与えられる称号。
性格によるものと考えられるが複数の巫女と対話する古竜は確認されておらず、原則巫女は唯一無二の存在とされている。
古竜と契約を結べた者は力の一部を借用することで、強力な『古代魔法』の行使が可能となる。
【人物】
《聖竜の巫女》イーリス・マルルム
アルフォンスのせいで肉体をイリーナに明け渡していた不遇な少女。聖竜スマフラウの巫女を自称しており、故郷に帰ることを願っている。
《騎士団長》ハーデン
騎士団のトップ。三大機関の二つが機能を失った現在、女王に次ぐ王国のナンバー2。目立った功績は無いが皇帝アシュハ三世時代からの古株であり、有力騎士であったフォメルスの謀反やヴィレオンの失脚などに乗じて現在の地位を手に入れるに至る。
《騎士隊長》ダーレッド
騎士団長ハーデンの息子。人事の大移動により騎士隊長に任命された若い騎士。過去にはフォメルスの息子であり有望視されていたレイクリヴに嫉妬を抱いていたが、立場が逆転したことで優越感に浸っている。
《騎士隊長》メジェフ
血統派であることからフォメルスに地位を剥奪されていた老騎士。ティアンの復権とともに騎士団に復帰した数少ない信頼できる人物であり、ハーデンの発言力が強い騎士団においてティアンの意見を反映させるべく騎士隊長を務めている。
《護衛騎士》レイクリブ
故フォメルスの次男。親の罪科が祟り出世は絶望的と目されていたが、リビングデッド事件での活躍が評価されて女王の護衛に任命された。階級は上級騎士。
【武具】
・コルセスカ/槍
長く鋭い穂先の根元に翼刃が付いた多又の槍。従来の刺突に加え翼で攻撃を受け止めたり、引っ掛けたり、それ自体で斬撃を与えたりと幅のある攻めを可能とする。
【魔術】
・古代魔法『催眠』/イーリス
聖竜スマフラウに由来する古代魔法で、対象を強制的に前後不覚に陥らせ操ることができる。
・透過魔法/ハーフエルフ部隊
精霊魔法。光の精霊によって反射を操作し姿を隠匿する魔法。
『竜の巫女は剛腕の吟遊詩人を全否定する matinee』第三幕 開幕。