ヘザー・デュヴァル:
サラッサラ黒髪ロングヘア+青紫の瞳の、ド美少女。十五歳。
おまけに巨乳で、サイズはF65と推定されている。
幼少期に両親と死別し、その後は孤児院→修道院と順調に浮世離れして育った末に、現代のヤンキーに中身がチェンジしちゃった。
本来はおっとりお人よしな、それはそれは純粋無垢な乙女だった。
現在も引き続きお人よしではあるものの、まあまあ人当たりはキツい。
あと何かと、武力に打って出がち。
なお中の人こと、高田さんの下の名前は「
ちなみに高田さんの享年は二十九歳であるため、ちょいちょいクライヴに対してアニキ風を吹かしている。
当のクライヴからも「この子は偉そうだなぁ」と思われているものの、彼自身が根っからの末っ子気質であるため案外上手くいっている。
高田さんの生前の得意技はチョークスリーパーだったが、先日クライヴ相手に披露したところ、真っ赤な顔で「胸が……っ」とうめかれたのでただちに止めた。
そして、二度とやらないと心に誓ったのであった。
クライヴ・フリーリング:
下ろしっぱなしのオレンジがかった金髪+濃緑色のジト目な、陰の者イケメン。二十七歳。
特徴的な髪色は、アイルランド系の血も引いているから。
ヨーロッパ人男性の平均より身長は高く、作中でも一番デカい。
劣等感と貴族としての義務感に板挟みされている苦労人。
また人の好意や善意に慣れていない、人間不信気味な陰キャでもある。育った環境が環境なので、許してやってください。
身軽なのが好きなため、鞄はもちろんのこと、紳士の定番アイテムであるステッキも所持しない。
代わりに服のあちこちに財布やハンカチ、あるいはピッキング道具や護身用の武器や応急セット等々を忍ばせている。
そのためヘザーから「アンタのジャケットって、四次元ポケットか?」と、聞きなれぬ単語を投げかけられたとか。
趣味が意外にも食べ歩きなため、ヘザーと共同生活をするようになって以降は厳しく体重管理をされている。
「もう若くねぇんだからさ」と言われると、結構傷つくお年頃。
ダニエル・フリーリング:
ツヤのない金髪オールバック(ただしよく寝癖が付いている)+濃い茶色の瞳の、温和そうな知的風イケメン。三十二歳。
痩せ型で、背も平均よりやや低め。
本来は落ち着いた色味が好きで、顔立ち通り温和な性格だったのだが、悪魔が取り憑いてからはトゲのある表情も増えて派手好きになった。
中の人こと悪魔は、九代前の伯爵が我が子を失ったショックで行った召喚により呼ばれた。
地味に人間をいたぶるのが好きな性分だったため、約四百年もの間エクソシストに気づかれず、図太く人間界に居残っている。
結果、本人も気付かぬうちに価値観・倫理観が、かなり人間寄りになっており。
それが令和のヤンキーに負ける遠因にもなっている。
中の悪魔は血の色を想起させる赤色が好きで、恋人にもちょいちょい赤い下着を着せていた。
しかし本来のダニエルは白レース強火勢である。
シェリー:
ココアっぽい茶色のお団子頭+切れ長の暗い青色の瞳+眼鏡な、クール系秘書。二十四歳。
細身でスレンダー体系だが、手足が長くてめちゃスタイルがいい。
どこかとっつきにくそうな外見かつ、性格も四角四面な真面目ちゃんであるため、実際とっつきにくい。
しかし惚れた側の弱みのため、ダニエルには結構甘い。
いや、むちゃくちゃ甘い。
温度が低そうな外見の割に、趣味はガーデニングであり、温室もお気に入りスペースだったりする。
仕事の合間を見ては、せっせと温室のガラクタを片付けていたのだとか。
悪魔が消滅後は、ダニエルもそれを手伝って二人でよく楽しそうにしている。温室が本来の機能を取り戻すのは、おそらくそう遠くない未来の話。
なお下着は黒派である。
ロイド:
黒の七三ヘア+明るい茶色のつぶらな瞳の、イタリア系小太り弁護士。四十六歳。
ヘザーから「ハンプティダンプティっぽい」と思われており、実はフリーリング兄弟からも思われている。
全体的に丸い卵型のフォルムだが、なかなかお洒落で伊達男。
実際、結構おモテになる。
弁護士をするには楽観的で結構適当であるものの、依頼人に親身になってくれる気さくな性格なため、人気も高い。
クライヴとは真逆に、いつも法律関係の書籍や仕事上必要な書類、あるいは文具等々がパンッパンに詰まった鞄を携えている。
その鞄の重さは、武器になるレベル。
ティナ:
栗色のボブヘア+大きくて真ん丸な明るい緑の瞳の、可愛いメイドさん。十八歳。
女性陣の中では身長が高めであり、本人も健康的にお肉が付いているタイプ。
しかし年齢よりもあどけない顔立ちかつ、舌っ足らずなため、マスコット枠になりがち。
本人の人懐っこい性格もあって、今の職場でも先輩メイドたちから可愛がられている。
もちろんヘザーからも超愛でられている。元々女性に激甘な、高田さんの庇護欲を刺激しまくっているようだ。
クライヴとヘザーの仲を猛プッシュしており、二人が屋敷を出た後も、街での買い物ついでにちょくちょく遊びに行っている。