連載中·2024年11月19日 21:03
6,429文字
あらすじ詳細
現代ではその姿をほとんど見なくなった魔法使い。
彼らは幾度にも渡る戦争の傷を癒すために、種族誕生の地へ移住してしまったのだ。
その一人である魔法使いの青年、エレクトラム・ラブラドルは、日本という国に興味を持ち、一人暮らしを始めた。
そんな彼が働いているのは、都心にある平日の二十一時に開館する博物館。
そこにはオーナーが買い付けてきた絵画や工芸品、化石、美術的価値の高い遺物に並び、エレクトラムが集めてきた呪物などが展示されている。
酔いをさましたい人、雨宿りをしたい人、家に帰りたくない人、家に帰れない人、ただ一時の居場所が欲しい人、何かから逃げたい人、誰かを待ち続けている人など、様々な事情の人が来館する。
オーナーの願いは「誰にとっても一息つける居場所でありたい」というもの。
そんな願いが込められた博物館で起こる日常を、少し覗いていきませんか?
※2024年12月10日以降は一時的に週一更新予定。閉じる
新着更新:壱:キンコンカンコン2024年11月19日 21:03