連載中·2024年11月18日 00:16
75,597文字
あらすじ詳細
勘違いから始まる疑似大正ピュアロマンス開幕!
帝を頂点とする日ノ本の国では鎖国政策が廃止され、異国との交流が進み好景気に湧いていた。
そんな中、極貧伯爵令嬢、三門美代(みかどみよ)は、没落寸前の家を守るために節約生活に勤しんでいた。そんな美代だが実は、帝の妃を選出する家の生まれで、いつかは帝の妃となり国母となりえる身分だった。その為、従姉妹でもあり、隠密と呼ばれる警護・影武者集団をまとめあげる門代(かどしろ)家当主、門代煌(かどしろこう)と、その部下、八代によって警護されている。
ある日、偶然通りかかったドラムント王国伯爵、ステファン・ミレーネに、美代は煌の女中と間違われ、なおかつ虐待を受けていると勘違いされてしまう。
伯爵の地位に立つ責任感からステファンは美代を虐待から守るべく自分の屋敷へ連れて行く。
八代と煌も後を追い、ステファンの屋敷に潜入する。しかし、美代は家計の足しにと、ステファンは美代の行く先がないだろうと勘違いし、屋敷の女中に雇われてしまう。
激怒する煌をよそに、美代は他の女中達からの嫌がらせを受けつつも、節約生活で培った家事能力を発揮して行く。そんな美代の姿に、煌と八代は嘆きながらステファンの屋敷に潜伏し続け美代の警護に努めた。
ところが、煌の動きに怪しさが見え隠れし始める。
異変に気がついたステファンは、美代と共に煌を探り始めるが、次第に美代とステファンの距離は近づいて行き……。
煌の怪しい動きは何なのか?
美代とステファンの関係は……?
たぐい希な勘違い伯爵と極貧令嬢の行く末はいかに?!閉じる
新着更新:第37話 2024年11月18日 00:16