完結·2024年08月31日 13:57
112,373文字
あらすじ詳細
主人公佐藤怜は、アマチュアボクシングインターハイでタチの悪いボクサーに絡まれたところを、天才ボクサー佐藤拳聖に救われる。玲は拳聖に憧れ、静岡県の私立定禅寺西高校へと入学する。しかし、ボクシング部は不祥事により活動を停止し、肝心の佐藤拳聖もモチベーションの低下によりボクシングをやめていた。絶望する怜は、夢と現との間でボクサーの幽霊LとJに出会う。二人の幽霊は、玲に二つの未来を見せ、ボクサーを目指すか諦めるかを選択させる。迷った末、玲はボクサーとしての道を選ぶ。すると二人は、玲に“試練の天使”を派遣し、その試練を乗り越えられたとき、願いはかなうと言い残す。翌日の放課後、男達に追われる少女を玲は身を挺して救う。すると少女は、怜から受け取ったタオルを拳に巻き、あっという間に男達をノックアウトする。近くの公園で、少女から手当てを受ける怜。するとそこに拳聖の姿が。そこでその少女が拳聖の妹、佐藤玲於奈であることが判明する。玲於奈は、“いえでしていた”拳聖に激怒し、家出の途中であった。玲於奈と玲はそれぞれの目標を実現するため、ボクシング部の復活を目指す。その条件として石切山教諭から提示されたのが、興津高校との対抗戦での勝利であった。紆余曲折の末仲間を集めて拳聖を復帰させ、そして自身もフライ級代表として対抗戦に出場することになった玲。玲於奈の指導に初心者ながらも食らいつき、成長していく。そんな中、拳聖が眼疾により引退したことを玲は知る。玲と玲於奈は迷いながらも、最後までボクサーとして燃え尽きたいという拳聖の真意を知り、その願いを尊重することを決める。試合当日、順調に勝利を重ねる定禅寺西。玲は敗れるも善戦し、確かな成長の足跡を示す。最終試合は拳聖。左目の眼疾に苦戦をしながらも対戦相手をKOする。試合後、拳聖は目の治療のために渡米。玲は玲於奈に告白し、柔らかな口付けを交わす。閉じる
新着更新:第41話2024年08月31日 13:57