連載中·2024年11月21日 07:29
261,939文字
あらすじ詳細
――天才少年の頭脳は神(AI)を超えることができるのか?――
西暦2026年、「VRホログラフィ」と「脳波コミュニケーション」の技術を軸に生み出された「仮想空間」は、それまでの世界を大きく変えることになった。
『自室に居ながら世界旅行』はもちろんのこと、ゲームコンテンツや興味のあるコミュニティに脳波を介して瞬時にアクセスできる、夢のようなプラットフォーム。
開発したのは「人工知能」と一人の研究者。
それから30年後 西暦2056年
効率を優先した人類は、国家の意思決定を「人工知能システム」にゆだね、AIに統治される時代をむかえる。社会の枠組みが大きく変化し、司法、立法、行政が一元化され、市場経済や労働、通貨の存在さえも不用となる一方、「仮想空間」は独自の発展を続けていた。
人としての個性の意義が失われていく中、教育過程を終えた者のほとんどは空想の世界に入りびたり、自動生成される娯楽コンテンツざんまいの生活を送る。
――だがその裏側では、密かに人類滅亡へのカウントダウンが始まっていた。
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新着更新:〈28〉尾崎誠事件2024年11月21日 07:29