リリーの聖女としての力の一端が見えましたね。

～白百合乙女と黒い騎士　裏話～
貴族子女はたしなみとして、刺繍などをします。自室で出来る事のみです。それ以上の事は出来ると逆にはしたないと言われてしまいます。故に勉学が出来過ぎたり、お針子のように裁縫が出来たりすると、眉をひそめられてしまう事もあります。料理など、以ての外です。刺繍の腕はそれぞれに得手不得手がありますが、貴族子女の間では刺繍が上手いと一目置かれます。リリーは手先が器用なので、刺繍の腕はなかなかのものです。本人にその自覚はありません。

エリアンナに何やら変化が…その正体は？

～白百合乙女と黒い騎士　裏話～
夜会には基本的にエスコートが必要になります。婚約者や恋人がいる場合はその人が、居ない場合は兄弟や父親、友人などが務めます。エスコートをきっかけに仲が深まる場合もあります。政略結婚の場合はエスコート、そしてファーストダンスの相手を務める事が慣習です。仲の良さをアピールする為に衣装の色を揃えたり、雰囲気を揃えたりします。誰にエスコートされるか？は社交界において大きな関心事です。身分の高い人はそれだけ注目されています。

リリーはまた一段階ギアを上げた印象ですね。

～白百合乙女と黒い騎士　裏話～
通常、怪我をした騎士は治療を行うために別室に移されます。怪我の程度にもよりますが、別室にて神官や聖女たちによって治癒を受けますが、近年の神官や聖女たちはその力が弱い為、傷が深い場合は数回に分けて治癒を施します。今回のような演武の際の怪我などは傷が深くなりやすく、その為、数人の神官と聖女が手配されるのが一般的です。