町外れに古い歩道橋があり、幽霊が出るという。
深夜、現地に行ってみると、歩道橋の上に男がいた。
そいつは手すりに足をかけると、あっという間に飛び降りてしまった。
路面に叩きつけられ、あたりに血をぶちまけた、はずだった。
なのに、煙のように、消え失せたのだ。どうやら、マジものだったらしい。