第137話 歩道橋


町外れに古い歩道橋があり、幽霊が出るという。



深夜、現地に行ってみると、歩道橋の上に男がいた。



そいつは手すりに足をかけると、あっという間に飛び降りてしまった。






路面に叩きつけられ、あたりに血をぶちまけた、はずだった。











なのに、煙のように、消え失せたのだ。どうやら、マジものだったらしい。