「催眠術を使った殺人ですって?
他人の心を操って、人殺しをさせるっていうんですか?
無理ですよ。
人には理性がありますから、殺人なんて不可能です。
何なら、僕にかけてもいいですよ、その催眠術」
気がつくと、催眠術師の絞殺死体が足元に転がっていた。
ああ、何てこと。僕には理性がなかったらしい。