僕は気が弱かった。
殴られっぱなしだし、女子からもイジメられていた。
ああ、強くなりたい。別人のように逞しくなりたい。そう思っていた。
ふとした拍子に、その願いが叶った。
バットで殴られた際、脳が損傷して、別人のように気性が荒くなったのだ。
今一番の関心事は、他人の頭部をバットで砕くこと。