連載中·2024年11月12日 14:31
67,857文字
あらすじ詳細
父の人生を一変させた景色は、どのようなものだったのだろう。父は一枚の絵を残して、この世を去った。願っているだけでは何も手に入れることはできない。社会に対して行き詰まりを感じていた楓月は、突然目の前に現れた咲良に促されて景色を探すことを決意する。しかし旅は思いがけない出来事や困難に満ちていた。父は何故、亡くなったのか。咲良とは一体、何者なのか。母の性格が変わってしまった理由とは何だったのか。楓月は家族の過去や咲良の苦悩を知り、行く先々で出会う人たちの優しさに触れることで変わっていく。母との確執や理不尽な社会への憤り、流されやすい世間の人たちからの圧力や絵の獲得を目論む者たちとの争い......。行く先は希望か絶望の二つしかない。はたして楓月と咲良は景色の場所に辿り着くことができるのだろうか。そして、そこで何を見るのだろうか。
テーマ
家族との死別、理不尽な社会、同調圧力、パワハラ、セクハラ、ブラック企業、裏切り、傍観者、葛藤、本当に大切にしたいものとは何か。これらを意識して書きました。
舞台
門司港、琵琶湖、福岡県の若松や宗像近郊。
登場人物
楓月と咲良、その家族、コーヒーショップ兼カウンセラーの美由紀、美由紀の父であり元社長の宗一郎、宗一郎の元秘書、元秘書の姉である飲食店経営者兼巫女、自己啓発系スピリチュアル団体の人たちetc...閉じる
新着更新:海辺の演奏会2024年11月12日 14:31