連載中·2024年09月28日 02:14
38,753文字
あらすじ詳細
時は十八星紀。世界に冠たる列強たる王国だが、しかしその内情はお寒いものだった。国家財政を圧迫し膨らみ続ける対外債務、不均衡な租税制度と競争力を失った国内産業、先の戦争での大敗と軍部による独断専行、広がり続ける経済格差と膨らむ社会不安……
しかし『史上最悪の宰相』ことピエル・ド・シモンは諦めていなかった。たとえこの国の破滅が明日に控えるとしても、歩みを止めるわけにはいかない。彼は持てる全ての力を使って働き続ける。迫りくる破局の日を引き伸ばし、かつての王国が手にした栄光を再び取り戻すために。閉じる
新着更新:第9話 外交と芝居2024年09月28日 02:14