連載中·2024年11月20日 12:00
142,480文字
あらすじ詳細
27歳独身の冴えないアラサーオッサンの龍道 進は今日もバイト先の店長の小言をその大きな体を丸めて聞いていた。
「龍道君・・・君、困るよ・・・うちの店で一番長いのに、君が一番棚入れ替え遅いんじゃ、後輩の子に示し付かないよ」
「はぃ・・・申訳ありません・・店長・・・」
チェーン店の駅前に有るコンビニのスタッフブースで、頭が少し薄くなって小太りな中年のオジサンに、これまたパーマの掛かった髪が野暮ったく伸び、目元も隠れ無精髭が不潔な印象の20代後半のオジサンが、無駄に大きな体を丸め小さくなって怒られている姿を見て、クスクス笑う声
金髪ショートで少しツリ気味の大きな瞳のスレンダーな美少女 鳥居 五月
黒髪のロングヘア―で潤んで艶のある唇とおよそ高校生とは思えないバストの持ち主 蜂須賀 雫
バイトの後輩でコンビニの近くにある聖堂女学園に通う女子高生
「なぁなにジロジロみてんだぁ?おっさん!エロい目で見んなよ、この童貞オヤジが!」
「もしかして、オジサン、ウチ等みて興奮して身体の一部が反応したから、カウンターから出られないとかぁ?」
そしてバイトのシフトが被るとこうして俺を馬鹿にしてくる・・・何も言い返せないのが27歳童貞の悲しさ
しかしそんな俺には15年間毎日何時間も続けてる事がある
【ドラゴンロード】15年前のレトロなRPG、無名のこのゲームをただひたすらすら初期の村でストーリーを進める事も無くスライムだけを狩り続け本日ついに最後の隠し職業ドラゴンロードをレベル999にすることが出来た
次のレベル上限解放か?新しい隠し職業の解放か?ドキドキしながらシスターマリエに話をすると・・・真実の玉というアイテムが与えられただけで、レベルの上限解放も隠し職業も無くこれが最終到達点らしい、すすむは言いしれない喪失感の中15年目にして初めてストーリーを進める事を決意する
イベントの中でヒロインを設定する画面で進は【さつき】【しずく】とバイトの後輩をイメージして設定する
ゲームイベントでヒロインを守るため最初の小ボスと戦うがレベル最強のすすむはあっさり敗れる
それだけでなくゲームもバグって進められない・・・絶望の中コンビニナイトに向かうが、五月と雫が不審者に襲われてる
進は助けに入るが、不審者により致命傷を負うと【真実の玉】が発動する
気が付くとそこは、そこは現実とよく似た平行世界だった閉じる
新着更新:第59話 激闘を終えたヒロイン2024年11月20日 12:00