連載中·2024年07月27日 19:51
12,399文字
あらすじ詳細
それは永久に良く似ていた。
それは無限に良く似ていた。
酷似は真実に成り代わり、
今、
千の悪を斬り伏せる。
時は江戸、犬公方と言われた徳川綱吉の治世。
千本桜が咲き乱れ、近江城の材料にならずに城が存在する、有り得ぬ長浜にて行われる、白姫なる藩主の娘を称える祭。民達の歓喜は、紅月と供に表れた、百鬼夜行によって悲鳴に塗り替えられた。
もう駄目だ、おしまいだ、喰われ殺されはいそれまで――そんな残酷な運命も、
侍、小神一千の、一刀にて斬り返す。
民達は喜び、そして白姫を助けを乞う。しかし一つ目を連れ立った侍は言った。
「俺は鬼姫を斬りに来た」
千の刀が斬り結ぶ、和風異世界チャンバラエンタテイメント。開幕。閉じる
新着更新:第一章 紅月下の妖怪城2024年07月27日 19:51