第7話 お互いの視線

視線を外したまま、授業をいつも以上に真剣に聞き入る。


殺気立った碧央の視線には気にしないようにした。


無視されていることに腹が立っているようだ。


結愛は顔と名前を覚えられていることに悔しくなった。


今までそう言うことが起きないように職業欄もでたらめのはずだ。

ペンを回しながらため息をつく。