決して他人を憎んではいけない。
そう、母親から言われていた。
社会で生きていくには、心を制御しなくてはならない。
自分のためにも、他人のためにも。
だが、社会に出ると、それはとても難しい。
恥知らずの痴漢やセクハラ上司など、私が憎んだ相手は皆、
身体から大量の血を噴き出して悶死してしまった。