嵐の夜、亡くなった妻が、若々しい姿で帰ってきた。
瑞々しくすべすべした肌。恥じらいを含んだ反応。
付き合い始めた頃の妻のようだった。
私自身も全身に力が漲みなぎり、思う存分、愛の交歓こうかんを堪能たんのうした。
夢であることは承知している。
翌朝、目を覚ましたら、全裸でまどろんでいた娘が、隣で大きな欠伸あくびをした。