古来、言葉には力があるといい、武器としても使われたという。
ある地方では今でも、呪いの言葉を吐かれると、
それを身体に浴びないために、地に伏せるらしい。
他人に吐いた呪いの言葉は巡り巡って、
必ず、吐いた本人に返ってくる。
自業自得じごうじとくとはいえ、
口にするのを躊躇ためらうぐらい悲惨な最期が待っている。