都市伝説の類は全く信じない。赤い糸の伝説なんてお笑い草だ。
だから、小指の糸の先を辿ってみることにしたのは、ほんの気まぐれだった。
糸は古びた一軒家につながっていた。
ドアをノックすると、現れたのは青白い顔のイケメン。
あっという間に殺されて、解体されてしまった。
どうりで赤黒い糸だった。