第11話-真昼の情事ー

「体起こせるかい?」


聞くとジルが起き上がる。そのまま背中に手を回して背中の紐を解く。今日のジルは華美なドレスでは無く、シンプルなワンピース姿だった。紐が解ける。ジルのワンピースを脱がす。白く扇情的な肌が露出する。俺はシャツを脱ぎ捨てジルを抱き上げる。風呂場に入り、ジルの下着を脱がせ、大理石で出来ている湯船にジルを座らせる。


「待っていて。」


そう言って俺は着ていたものを脱ぎ捨てる。湯船に入り、ジルを自分の上に乗せる。ジルは俺に寄り掛かる。ジルの体を撫でる。俺はジルの胸元に唇を這わせる。豊かな乳房の先端を口に含む。


「んっ…」


ジルの可愛い声が俺を刺激する。もっと感じさせたいと思う。俺は左手でジルを支え、右手をジルの足の間に埋める。中に指を入れると中は熱くヌルヌルとしていた。


「こんなに濡らして…」


言うとジルはビクビクと体を震わせ俺にしな垂れ掛かる。俺は湯から一旦出てジルを上に乗せたままへりに座る。指をジルの中に入れて中を掻き混ぜる。ジルはビクビクと体を震わせ、俺にしがみつく。指が一際コリコリと硬い部分を探り当てる。直感でここだと思った俺はそこを指で押すように愛撫する。


「あっ、ダメ…テオ…」


ジルの声が一段と上擦る。そこを擦っているとどんどんジルの中から愛液が溢れ出して来る。クチュクチュといやらしい音が響く。ジルの体が強ばる。


「ダメ…漏れちゃうぅ…」


ジルが俺の耳元で息を切らして言う。あぁ見たい、お漏らししているジルを見たい。俺は手を緩めず刺激する。


「ダメ…あぁっ…」


ジルの体がビクンと跳ねてその途端、ジルのそこから飛沫が上がる。飛沫は俺の手を濡らしていく。体をビクビクと震わせジルが俺を見上げて言う。


「止められないの…」


息を切らしてそう言うジルに煽られる。飛沫が治まる。湯船に入る。ジルに俺を跨がせる。ジルの手を俺のものに誘い、言う。


「これが欲しかったんだろう?自分で入れてごらん?」


ジルはおずおずと腰を浮かせて俺のそれを自分のそこに据える。グニュッと先端が入る。


「くっ…」


余りの快感に眉間に皺を寄せる。ゆっくりと腰を落としていくジルに焦れて俺はジルのお尻を鷲掴みにして一気に突き上げる。


「あぁっ…!」


ジルの体が仰け反る。頭をへりに乗せて下からガンガン突き上げる。ジルの体が俺の上で跳ねる。豊かな胸が弾んでいる。あぁ何ていやらしいんだ。俺が欲しくて体を疼かせて、口付けただけで腰が砕け、中を掻き混ぜれば飛沫を俺に浴びせて、今は俺に突き上げられてキュウキュウと俺を締め上げている。俺はタガが外れてしまい、自分の欲望のままにガンガン突き上げる。


「あぁっ…ジル…!」


ガンガン突き上げて限界が来る。


「あぁっ…ジル…!出すぞ…!」


ジルのお尻を鷲掴みにして俺に引き寄せる。ジルの一番奥に自分のものを押し付ける。熱い飛沫をジルの中に浴びせる。ジルはビクビクと体を震わせ俺に倒れかかる。俺はジルを受け止めて息を切らす。ジルの中はキュウキュウと俺を締め上げてまるで吸い上げているかのようだった。背筋がゾクゾクする。


「愛してる、ジル…」



身体を拭いてやり、ガウンを着せてジルをベッドに寝かせる。風呂の湯と愛交で火照った体を冷ます。ジルの横に身体を横たえて息をつく。ジルが体をこちらへ向ける。まるで女神のような美しい曲線美、うっとりと潤んだ瞳。全てが俺のものなのだ。ジルの頬を撫でる。そのまま引き寄せて抱き締める。ジルは俺の胸板に手を当てその唇を押し当てて来る。ジルの手が俺の胸板を撫でてその指先で乳首を転がす。


「んっ…」


息を漏らしながら体を離して仰向けになる。刺激が強過ぎる。ジルがこんな事をするなんて思わなかった。ジルは少し体を起こして近付き、ガウンの中に手を入れて俺の胸板に手を這わせる。そして顔を近付けて俺の胸元に口付ける。背筋がゾクゾクする。ジルの口が俺の乳首を含み、舌先でそこを転がす。


「…んっ…」


ムクムクと勃ち上がる欲望。ジルの手を誘う。ジルはそれに触れて優しく撫でる。紐を解いて体を起こす。ジルの手にそれを握らせ、その手に自分の手を重ね、しごく。天を仰ぎ見る。


「こうすると気持ち良いのですか?」


ジルが俺を見上げて聞く。俺は息を切らしながら言う。


「そうだよ。」


ジルの頬を撫で、その唇を指でなぞる。そのまま指をジルの口の中に入れる。ジルの柔らかい舌を指で嬲る。ジルの手が動いて俺のそれをしごく。口から指を出す。ジルの唾液で濡れた手で自分のそれを握る。ジルがその様子を見て俺のそれに口付ける。


「あぁっ…」


そのままジルは口の中にそれを含む。ジルの頭を撫でる。


「そのまま…歯を立てないように…」


ジルの手と共に自分でそれを握ってしごく。ジルは両手で俺のそれを握って頭を動かしながらしごく。チュパチュパといやらしい音が響く。あぁ何ていやらしいんだ。こんな事をさせて、俺は…。背筋がゾクゾクして身体が強ばる。


「もう良いよ、ジル…」


止めさせようとしてもジルは動きを止めるどころか、激しくさせる。


「あぁ、ダメだよ、ジル…っ!…これ以上は…っ!」


天を仰ぎ見て限界を超える。咄嗟にジルの頭を押さえつける。ジルの口の中で俺の熱い飛沫が噴き出す。驚いたのか、ジルは口からそれを出してしまう。俺はジルの手を掴んでそれを優しくしごく。噴き出した白濁液がジルの顔にかかり汚す。その様子を見てゾクゾクした。あぁ何て綺麗なんだ…俺の精液で汚されているジルを見て恍惚とした快感を覚える。次の瞬間にはハッとして我に返り、慌てる。


「すまない、すぐに拭くから。」


俺は自分のガウンでジルの顔を拭う。でも拭い切れる筈は無かった。


「目を閉じていて。」


そう言ってジルを抱き上げ、風呂に向かい、湯船にそのまま入る。


「流すよ。」


そう声を掛けてジルの顔にお湯をかけて精液を流す。次の瞬間、ジルがコクンと何かを飲み込んだ。


「飲んだ、のか?」


聞くとジルは目を閉じたまま微笑む。


「はい…」


俺は慌てて言う。


「口を濯ぐんだ。」


ジルはうふふふと笑って言う。


「私が潜った方が早そうですわね。」


髪に手をやり結っていた髪を解き、ジルが湯船に潜る。湯の中でジルが自分の顔や精液がついたであろう場所を擦り、フワッと浮かび上がり、湯から出て来る。ジルを受け止めるとジルは微笑む。その様子を見て笑えて来る。俺の愛する人は完璧じゃないか。ジルを抱き寄せてその頭を撫でる。


「嫌じゃ無かったかい?」


聞くとジルは微笑んで言う。


「何故です?昨日、テオだってしてくださったでしょう?」


そう言われて思い出して顔から火が出そうになる。


「うふふふ、テオ、お顔が赤い…」


俺はジルに強引に口付ける。



風呂から出てガウンを脱ぎ捨てる。裸のままジルをベッドに横たえる。


「髪を拭かないと風邪をひくな。」


そう言うとジルは俺に手を伸ばして言う。


「では風邪をひかないように温めてください…」


どうしてこうもジルは俺を煽るのが上手いのだろう。ジルに顔を近付けて聞く。


「どうして欲しい?」


ジルは顔を真っ赤にして言う。


「抱いて、ください…」


ジルに口付ける。舌を絡ませ合う。足の間に手を滑り込ませて指を入れる。中は熱くてトロトロに溶けていた。唇を離してジルを背後から抱き締める。


「こんなに濡らして、お仕置しなくちゃいけないね。」


俺のそそり立ったものをジルの足の間に挿し込む。少しだけ角度を変えて先端を中に入れる。


「あっ…」


ジルの体が仰け反る。体を起こしてジルの腰だけを持ち上げて押し込む。ジルは膝を立ててお尻だけを突き出す体勢になる。ジルにそのまま覆い被さり、腰を打ち付ける。パンパンと俺とジルの体がぶつかり音を立てる。夢中でジルの中を抉るように突く。ジルは枕に顔を押し当て声を我慢している。我慢出来ずに漏れる声がまた俺を刺激する。ガンガンと突いて快感に抗えなくなる。


「あぁっ、ジル…っ!…出すぞ…っ!」


ジルの腰を引き寄せて一番奥に突き入れ、押し付ける。熱い飛沫が噴き出す。ガクガクとジルの体が震えて崩れ落ちる。