連載中·2024年11月22日 15:00
49,006文字
あらすじ詳細
「おめでとうございます!今日からあなたは世界でただ一人、人を殺しても許される存在となりました!」
三十路の独身男性の桐山カイラはある日、非通知の電話で突拍子もなくそう告げられた。電話を終えた直後、自宅のドアポストに何かが投函された。
「お、俺だけ…人を殺すことが、許される…だと!?」
出所が一切不明の「殺人許可証(マーダーライセンス)」。これを持つ者にだけ人を殺す権利が与えられるとのこと。これさえあれば自分の殺人が全て合法になることを知らされたカイラは不信に思うも、捨てることも躊躇う。
許可証を手に入れたその日、カイラは衝動的に人を殺してしまう。自分の人生はもう終わりだと悟ったが、手に入れた「殺人許可証」を提示すると、思いもよらない展開となり………。
そしてカイラは次第に、「殺人許可証」による権能の強さに溺れていき、軽はずみに人を殺すようになったり、復讐も企むようになっていく。
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新着更新:「共犯者を手に入れた」⑤2024年11月22日 15:00